徒手による筋膜リリースでは細胞レベルで何が起こっているのでしょうか。
細胞レベルでの実験系として、細胞へ反復運動負荷(overuse状態にして)、圧迫負荷をかける(筋膜ないしハイドロリリース)
を行う。
これを数回に分けて紐解きたいと考えております。
図左上はコントロール群です。正常な線維芽細胞とアクチン群が整列してます。
図右上は8時間反復運動負荷(overuse状態)群で線維芽細胞とアクチン群のアポトーシス(細胞が自ら死んでいく現象)が増えています。
図左下は圧迫負荷群です(筋膜ないしハイドロリリース)線維芽細胞とアクチン群の増加が確認できます。
右下は8時間反復運動負荷+圧迫負荷群です。
細胞レベルでも筋膜ないしハイドロリリースが線維芽細胞とアクチン群の増勢を促すことが確認できます。
筋膜ないしハイドロリリースが、細胞へ働きかけていることに驚かされます。