在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

在宅医療と抑制

高齢者の在宅医療において家族の負担となる一つの理由は、不穏などの症状です。

もちろん陽性症状として大声あげて外にでる、物を投げたりするなどの症状ある場合は、ある程度内服による管理必要と考えています。但し、少しふらつくからベッド上というのは高齢者の廃用を進めるものであり、好ましくありません。

転倒を予防するために、在宅医療で介入できることは

①減薬

内服薬が5種類以上だと優位に転倒リスクが上がることが分かっているので、できるだけ減薬します。

②転倒の原因となる薬剤をできるだけ処方しない

転倒の原因となる薬剤は↓のように数多くあります。特にベンゾジアゼピン系に注意が必要です。

睡眠薬向精神薬抗不安薬、筋弛緩薬、降圧薬、α拮抗薬、硝酸薬、制吐薬(プリンペラン)、利尿薬、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、抗コリン薬、麻薬、ジギタリス、抗パーキンソン薬

③活性型ビタミンD製剤(エディロール)を処方する

高齢者において血清ビタミンD濃度が不足すると、転倒しやすくなることが報告されています。ビタミンDの投与で転倒が2割程度減少します。

④運動

運動により転倒が17%減少すると言われています。
特にバランス訓練が重要です。バランス訓練として有名なものにロコモ体操がありますが、個人的には分かりやすく、簡単で、転倒リスクが低く、効果が高い「起立訓練」を勧めています。

⑤住環境の整備

在宅医療では実際に生活している場を見ることができるため、より具体的なアドバイスができます。段差の解消、障害物を無くす、照明の整備、手すりの設置、歩行器を勧めたりなど。

⑥排尿障害の治療をする

白内障の手術を勧める

高齢者の在宅医療において家族の負担となる一つの理由は、不穏などの症状です。

もちろん陽性症状として大声あげて外にでる、物を投げたりするなどの症状ある場合は、ある程度内服による管理必要と考えています。但し、少しふらつくからベッド上というのは高齢者の廃用を進めるものであり、好ましくありません。

転倒を予防するために、在宅医療で介入できることは

①減薬

内服薬が5種類以上だと優位に転倒リスクが上がることが分かっているので、できるだけ減薬します。

②転倒の原因となる薬剤をできるだけ処方しない

転倒の原因となる薬剤は↓のように数多くあります。特にベンゾジアゼピン系に注意が必要です。

睡眠薬向精神薬抗不安薬、筋弛緩薬、降圧薬、α拮抗薬、硝酸薬、制吐薬(プリンペラン)、利尿薬、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、抗コリン薬、麻薬、ジギタリス、抗パーキンソン薬

③活性型ビタミンD製剤(エディロール)を処方する

高齢者において血清ビタミンD濃度が不足すると、転倒しやすくなることが報告されています。ビタミンDの投与で転倒が2割程度減少します。

④運動

運動により転倒が17%減少すると言われています。
特にバランス訓練が重要です。バランス訓練として有名なものにロコモ体操がありますが、個人的には分かりやすく、簡単で、転倒リスクが低く、効果が高い「起立訓練」を勧めています。

⑤住環境の整備

在宅医療では実際に生活している場を見ることができるため、より具体的なアドバイスができます。段差の解消、障害物を無くす、照明の整備、手すりの設置、歩行器を勧めたりなど。

⑥排尿障害の治療をする

白内障の手術を勧める

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逗子、葉山、横須賀、鎌倉を撮影される山内様の写真です