在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

入浴中の突然死~浴室を暖かくしてヒートショックを防ぎましょう

高齢者においては入浴中に亡くなることは非常に多いことは、最近知られるようになりました。ちなみに熱中症の死亡者数は、最大でも2000人以下とされています。一方冬のヒートショックで死ぬ人は年間2万人と概算されています。 日本では夏に暑くて亡くなる人=年間2000人弱 、冬に家が寒くて亡くなる人=年間2万人弱 なのです(ヒートショックの恐るべき実態|一般社団法人 日本ガス石油機器工業会(JGKA))。因みにヒートショックが少ないのは沖縄と北海道だそうです。沖縄は冬も暖かいから分かりますが、北海道は家全体が暖房されている影響と考えます。

逗子、葉山、横須賀、鎌倉を撮影される山内様の写真です