在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

心不全を科学する

心不全=1回拍出量が低下する状況として肺循環に問題があるのはどういう状況でしょうか。

右室は後負荷依存性高く、左房圧が高い場合・肺高血圧が高い場合が挙げられます。

また拡張型心筋症や、三尖弁閉鎖不全にて右房と右室に血液が行きつ戻りつを繰り返している場合においても右室へ血液が入りにくくなります。