在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 63

がん緩和ケアにおいて避けて通れないのが下痢の管理です。

軽度:(1日10回以下)の場合

●ロペラミド、酪酸菌製剤、水分摂取

●改善しないときには入院検討、化学療法以外の原因究明

にて対応します。

 

重度:(1日10回以上)の場合

●点滴+ロペラミド(排便のたび1-2cap、最大16cap/日)

●腸管安静

●±酪酸菌製剤

●偽膜性大腸炎の鑑別:CDトキシン検査

*サンドスタチンはそれほど効くわけではない

にて対応します。

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