在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

睡眠薬の新しい選択肢「オレキシン受容体拮抗薬」~ベルソムラ錠からデエビゴ錠への変更について

ベンゾジアゼピン系からの切り替えを進めています〜

こんにちは。さくら在宅クリニック院長の内田です。

最近、睡眠薬の選択に変化が出てきています。
これまで主流だったベンゾジアゼピン睡眠薬は、依存性認知機能への影響転倒リスクの増加などの問題が指摘されるようになってきました。
そのため、当院ではより副作用が少ないタイプの睡眠薬への切り替えを進めています。


■ 新しいタイプの睡眠薬オレキシン受容体拮抗薬」

その中でも注目されているのが、オレキシン受容体拮抗薬です。

オレキシンとは「覚醒を維持する脳内物質」で、この受容体をブロックすることで自然な眠気を促す働きがあります。
つまり、「無理に眠らせる」のではなく、「覚醒をやさしく止める」というイメージです。

代表的な薬は以下の2つです:

  • ベルソムラ

  • デエビゴ

どちらもオレキシン1・2受容体をブロックしますが、デエビゴはオレキシン2受容体により強く作用するとされており、睡眠効果がやや高いと考えられています。
また、デエビゴはベルソムラと違って「一包化(まとめて服薬管理)」が可能という点でも、在宅医療では扱いやすい薬です。


■ ベルソムラからデエビゴへ切り替え

2021年5月、デエビゴの処方制限が解除されたことを受け、ベルソムラ15mg → デエビゴ5mgへの切り替えを積極的に行ってきました。

実際に変更された患者さんからは、

  • 「以前よりすっと眠れるようになった」

  • 「深く眠れた感じがする」

というお声をいただいています。
逆に、「眠れなくなった」という方はいらっしゃいませんでした。


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