在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

在宅医療で見逃せない「腸閉塞」——超音波での見極めポイントとは?

在宅診療では、腸閉塞の見逃しは命に関わる重大な事態に繋がる可能性があります。だからこそ、私たち在宅医にとって、この病態の早期発見は非常に重要です。

幸い、腸閉塞は超音波検査で比較的容易に見つけることができます。以下が、その代表的な所見です。

  • 腸管の拡張

  • ケルクリング襞(ひだ)のkeyboard sign(キーボードサイン):拡張した腸管内に規則的なひだが見られ、鍵盤のように見える特徴的なサインです。

  • to and fro(トゥアンドフロー)現象:腸内容物が前後に行き来する様子が確認できます。

これらの所見を押さえておけば、在宅でも腸閉塞の早期診断が可能です。


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