高齢者の在宅医療において、とても重要なテーマの一つが「食べること」です。特に認知症や脳卒中の既往がある方、がん・神経難病を抱える方にとって、「食べる」ことは大きな課題となる場合があります。
🍽 食べられない理由はさまざま
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嚥下(飲み込み)機能の低下
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食欲そのものがない(がんや老年期うつなどによる)
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食べ物の通り道に障害がある(胃の手術後、腹水など)
このうち、特に1番目の「嚥下機能の低下」に対しては、現在の食形態や姿勢、食事内容が本当に合っているのかを評価する必要があります。
👀 嚥下内視鏡とは?
嚥下内視鏡(VE:ビデオ嚥下内視鏡検査)とは、鼻から細いカメラを挿入して、喉(咽頭)や声帯周囲の動き、飲み込んだ物が正しく食道へ送られているかを観察する検査です。
この検査はご自宅で実施可能です。
病院に行かなくても、自宅で医師が内視鏡を持参し、安全に行える点が大きなメリットです。
🧐 嚥下内視鏡でわかること
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飲み込んだ物が誤って気管に入っていないか?(誤嚥の有無)

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喉に食べ物や唾液が残っていないか?(残渣)
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現在の食事形態(普通食、刻み食、とろみなど)は適切か?
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食事姿勢・食べる速度・タイミングの問題はないか?
「喉頭蓋谷」や「梨状窩」という部位に残渣が溜まりやすく、要注意ポイントです。
また、声帯の奥にある気管に食べ物が入りかけていれば、それは誤嚥のサインです。
📝 検査の流れと観察ポイント
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問診と診察から誤嚥リスクを推定
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実際に複数の食事形態で嚥下を評価
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口輪筋・舌の動き・咽頭反射・空嚥下などを事前にチェック
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嚥下反射があっても“モグモグ”が続いているケースも多く、その確認が非常に重要です
🌸「誤嚥が心配…」そんな時はぜひご相談を
「最近むせやすい」「食べた後に咳が出る」「何度も誤嚥性肺炎を繰り返している」
そんなときには、嚥下内視鏡検査をおすすめします。
在宅でもできる安全で正確な検査です。
飲み込みに不安を感じたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
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