
● NAFLD/NASH
―「栄養を足すほど肝臓が傷む」病態 ―
■ NAFLD/NASHとは
**NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)**とは、
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肝障害を来すほどの飲酒歴がない
-
ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎などを除外できる
にもかかわらず、肝臓への脂肪沈着を認める肝疾患の総称です。
その中でも、
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)は
NAFLDの重症型であり、
-
肝細胞の炎症
-
風船様肝細胞腫大
-
肝線維化
を認め、肝硬変 → 肝細胞癌へ進展しうる疾患です。
■ NAFLD/NASHの本質は「代謝異常」
NAFLD/NASHの背景には、
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インスリン抵抗性
-
内臓脂肪型肥満
-
糖尿病
が強く関与しています。
👉 つまり、
**「エネルギーが足りない病態」ではなく
「エネルギーが余って処理できない病態」**です。
■ 進展を促進・抑制する脂質の違い
● 進展を促進するもの
これらの過剰摂取は、
NAFLD/NASHの炎症・線維化を促進します。
● 進展を抑制する可能性があるもの
-
ω-3系多価不飽和脂肪酸
👉 脂質は
「量」だけでなく「質」が極めて重要です。
■ NAFLD患者に推奨される栄養療法
特に肥満を伴うNAFLD患者では、
● 栄養バランスの目安
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炭水化物:50~60%
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脂質:20~25%
● 基本方針
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エネルギー制限が主体
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体重減少(特に内臓脂肪減少)を目標
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運動療法の併用が必須
■ BMI正常でも安心できない
NAFLDの危険因子は、
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過剰なエネルギー摂取
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内臓脂肪の蓄積
であり、BMIが正常範囲でも、
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肝機能異常
-
脂肪肝所見
を認めることがあります。
👉 この場合も、
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安易な栄養強化は避ける
-
運動療法を必ず併用
-
エネルギー投与は慎重に判断
が重要です。
■ 攻めの栄養療法が問題となる理由
NAFLD/NASHでは、
にあるため、
👉 エネルギーを「攻めて足す」栄養療法は
病態そのものに逆行します。
■ 結論
NAFLD/NASHにおける禁忌
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過剰なエネルギー投与は禁忌
-
攻めの栄養療法は
👉 原則適応外 -
栄養介入の目的は
👉 肝脂肪の減少と代謝改善
■ 在宅医療・高齢者医療での視点
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