在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2023-02-04から1日間の記事一覧

認知症を科学する

認知症として有名な疾患であるアルツハイマー病、レビー小体型認知症は上記資料が示すような異常タンパクの蓄積に依るものです。そして、非常に重要なことはこでらの疾患が重複混在するということです。分かりやすく言えば、加齢に伴い心不全、糖尿病などを…

誤嚥性肺炎

患者さんの最期の時が近づくと発熱などを起こし息苦しくなることもあります。 意識状態が悪くなると抗生物質の投与と絶飲食となります。点滴をされるとこれを自己抜去しないよう身体拘束される場合が多いです。 こんなイメージです。こうした拘束は患者さん…