脳外科医 内田賢一 脳卒中奮闘記

血管障害を中心に脳外科医として日々臨床に勤しんでおります。コメント頂いた場合、可能な限り返信させて頂きます。 脳外科の世界は、血管内治療の進歩により患者さんにより優しく安全な治療が提供出来るようになりました。 この進歩はまだまだ続き数年前の治療やデバイスが古く感じるくらい大きな変貌を遂げております 。 私自身血管内治療専門医でありますが、脳卒中の外科技術認定医でもあり、血管内治療だけでなく開頭による治療も含めオールラウンドに対応出来るよう 日々奮闘しております。また、神経内視鏡技術認定医でもあり下垂体腺腫

当院血栓回収療法1例目 Good Job!

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詫磨先生 降臨

6月より新任地での治療が始まり、血栓回収療法も行いました。

この治療は我々脳外科医が特に熱い思いで行っている治療であり、今回の患者さんは

深昏睡の病態から治療直後より意識レベルは回復し、術翌日の時点で麻痺もほぼ無い状態です。恐らく歩いて自宅に帰れるでしょう。

本治療は、時間との勝負にて私は間に合わない場所に居たので詫磨先生に完投してもらいました。

伸び盛りの彼にドンドンと治療して、良い結果をだせるチームにしていきたいです。

 

今回はリハビリに関して書かせて頂きました

【専門医インタビュー】脳卒中最前線(4) 脳卒中後のリハビリ・生活 - 医療総合QLife

 

今回はリハビリに関して書かせて頂きました。

脳卒中とリハビリは切り離せないのですが、まだまだ自身勉強不足にてこの分野も勉強していきます1

今年3本目の論文

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血管内治療におけるレスキュー症例

今年3本目の論文が掲載され送られてきました。

本稿は、緊急での血管内治療時アクセスルートに関するトラブルに関して書かせて頂きました。

急性期再開通療法は、時間との勝負にて事前情報無しで治療が始まります。

もちろん頭蓋内の情報は、ある程度分かった上なのですが、頭蓋外の情報は治療と並行しながら確認するので注意が必要です。こうした時のトラブルシュートとしてお役に立てればと考え、投稿させて頂きました。

脳卒中に関して書かせて頂きました。

www.qlife.jp

脳卒中に関して書かせて頂きました。

まだまだ、発展途上の身ですが身の丈に合った内容を書いたつもりです。

特に最近のトピックスとしてtPAの投与基準の変更は、脳梗塞治療を前進させると考えててます。

しかし、生活習慣病として位置づけらけれ病気であり予防が何より大切と考えてます。

脳卒中の予防には血圧管理が重要!

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高血圧の薬

血圧を下げる薬には、以下のような種類があります。

沢山あり分かりにくいですね。
1)カルシウム拮抗薬
2)アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬
  またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB
3)利尿薬
4)交感神経β受容体遮断薬(β遮断薬)
5)交感神経α受容体遮断薬(α遮断薬)


難しい名前ばかりですね。

でも自分がどんな薬を飲んでいるのか、飲むなら効果の高い薬を内服したいところです。

以前書いたガイドラインの推奨は1-3までの薬です。

どの薬が効果的か評価するには、統計的に解析します。

統計学は非常に奥が深く正直私も分からないことだらけです(笑)。

 

一つの手法として沢山の論文の結果を全てプールして、そこから適切な治療法を評価する方法があります。

メタ解析と呼ばれる手法で、こうした解析には背景因子などがごちゃまぜにされており、正しくない方向へ結果が導かれる可能性がります。

ただし、こうした正しくない方向も解析対象の数が増えれば誤差となり、より現実世界(リアルワールド)を反映した結果になります。

 

次は薬の具体的な作用を書きたいと思います。