在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2023-06-08から1日間の記事一覧

壊死性筋膜炎を見逃すな

脳外科医として病院勤務していた頃、脊椎の手術も行っていました。 特に静岡での勤務時代には整形外科医で高名な脊椎外科の先生が脊椎センターを立ち上げ、その末席で脳外科医として週1回の外来と年間で40-60件程度の脊椎の手術をしておりました。ただ、外来…

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 66

高カルシウム血症の症状として 便秘、嘔気・嘔吐、倦怠感、食欲低下などが挙げられます。 さらに症状が進むと、いらいら、意識障害、筋力低下などの症状が出現します。 診断に関しては 簡易補正値=実測値4-アルブミン値 ➤14以上または症状あり:緊急治療 ➤13…