在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2023-07-17から1日間の記事一覧

ヒルドイドは乾燥剤として作用する

ヒルドイド(ヒルドイドソフト軟膏やヒルドイドソフトクリーム)が皮膚に対し乾燥剤として作用していることがよく分かる症例を提示したいと思います。 90代男性。両足関節前面に非常に強い乾燥があり、痒みもあった患者さんです。皮脂欠乏性湿疹の診断で、ヒ…

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 5

1.本邦で使用可能なオピオイド一覧は下記になります。オピオイド設定時のポイントは、 ①徐放性製剤、速放性製剤の両方を設定する ②なるべく少量から開始し眠気、吐き気を防ぐ。2~3日で耐性が形成 #さくら在宅クリニック #がん緩和ケア #本邦で使用可能な…