在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2023-11-06から1日間の記事一覧

人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて~その1

高度成長期にスーパーという概念を日本に普及させたダイエーの創立者である中内功さんは、強烈な戦時体験をしています。南の島で補給が絶たれた戦況で銃弾でなく、飢餓や病に仲間が倒れていく中で、命を繋ぎとめた思いとして「日本に帰りすき焼きを食べたい…

褥瘡を科学する15

外用薬の特性として疎水性基剤と親水性基剤があることを理解する必要があります 疎水性基剤:水分となじまず、少量の浸出物を創面にとどめ保湿、保護効果を示す 親水性基剤 乳剤性基剤:水中油型は乾燥した側面に水分を補給 水溶性基剤:浸出液を吸収する 在宅…