在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2023-07-16から1日間の記事一覧

痛みのない傷の処置を目指して

当クリニックでは、褥創や傷を洗浄する際には水道水で良いと考えてますが、より痛みが生じないように、生理食塩水で洗うことを推奨しています。 生理食塩水は血漿浸透圧と同等な浸透圧を持ち、組織に対する刺激が少ないためです。 病院でよく行われているの…

8月10日 横浜市立大学教授 高橋琢哉先生との依頼講演のお知らせ

横浜市立大学教授 高橋琢哉先生と講演依頼のお知らせです。 以前書いた、脳梗塞の拡大抑制仮説の論文に関する話が主で、現在主戦場である在宅医療から少し離れますが、目の前の患者さんを大切にしながら、将来の治療に結び付く医療研究も地道継続したいと考…

8月10日 横浜市立大学教授 高橋琢哉先生との依頼講演のお知らせ

横浜市立大学教授 高橋琢哉先生と講演依頼のお知らせです。 以前書いた、脳梗塞の拡大抑制仮説の論文に関する話が主で、現在主戦場である在宅医療から少し離れますが、目の前の患者さんを大切にしながら、将来の治療に結び付く医療研究も地道継続したいと考…

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 4

緩和医療で欠かせない持続皮下注射(CSI: Continuous Subcutaneous Injection)です。終末期の患者さんにおいて中心静脈が確保されている患者さん以外において血管確保が難しくなっていきます。 また在宅でのケアにおいて皮下注射の方が管理上も簡便になります…