在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 1


在宅医療医においてがん終末期治療

いわゆる がん緩和ケアに関するトレーニングは必ず行わなければなりません

私自身も現在において緩和ケア病棟へ定期的に勉強しに行っております

但し、がん緩和ケア病棟の治療をそのまま在宅医療に持ってこれない場合もあります

使える薬剤やポンプの使用個数の制限などもありますので

こうした制限ある中で、患者さんに病院にいるのと同じ様に疼痛緩和など含めて治療が必要となり緩和ケアに対して常にアップデートしていくことが在宅医療医のマスト義務と考えます。

前置き長くなりましたが

がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2020年版)』が改訂されました

ポイントとしては、

追加された薬剤は、下記ですがヒドロモルフィン、オキシコドンなどは非常によく使われており、新規薬剤というのも今更感があります

また便秘薬に関しては、とりわけモビコールは頻用しており新規感ないのですが

モビコールに関しては以前下記に記載しましたので

高齢者に対するモビコール配合内用剤の使用について (shounan-zaitaku.com)

 

・ヒドロモルフィン(ナルサス、ナルラピド、ナルペイン)

オキシコドン(オキシコンチン)

・トラマドール(トラマール、ワントラム)

・ミロガバリン(タリージェ)

・ナルデメジン(スインプロイク)

 

便秘治療薬として

ポリエチレングリコール製剤(モビコール)

・エロピキシバット(グーフィス)

・リナクロチド(リンゼス)

・ナルデメジン(スインプロイク)

 

#さくら在宅クリニック

#がん緩和ケア

#在宅医療医に必要ながん治療に関する知識

#逗子、葉山、横須賀市鎌倉市横浜市の在宅医療

在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)