在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 83

がんにおいて唯一存在する子宮頸がんワクチン=
HPV(ヒト乳頭腫ウィルス)ワクチンについて詳述します
・高リスクウィルスの感染を予防できる(16,18>31,33,35,45,52,58)
*米国では9価ワクチンも使用可能
・子宮頸がんはワクチンは予防可能な唯一のがん
・ウィルス感染前(性交開始前11-12歳)に施行
*米国では男児も接種推奨性交開始後でもウィルスに罹患していなければ効果がある
・既にウィルス感染している患者
*別のハイリスクウィルスの重複感染を防止できる可能性発がん抑制効果があるかエビデンスはない