在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

粉瘤感染の治療報告:在宅患者さんからの感謝

在宅患者さんでの症例で背部粉瘤感染の症例を報告します。

以前からの粉瘤ありましたが、疼痛あり熱感も生じており、当初は内服抗生剤で経過診てましたが、症状は悪化傾向でした。

発赤部にエコーを当てると、皮下に低エコー域を認め、深さは約2cm程度でした。

局所麻酔下にて切開排膿行い

創部閉鎖による感染遷延、不良肉芽の増生予防の為

アルゴダーム(カルトスタット)充填にてオープンドレナージ

もしペンローズなどのドレナージデバイスあれば、ペンローズでもよいですし、ガーゼの充填だけでも問題ありません。要点は汚いもの創部に溜め込まないことです。

だいぶきれいになってまいりました。

最終的には創部閉鎖し治癒しましたが、画像と取り忘れてしまいました。自力移動できない患者さんにて在宅での創部治癒にとても感謝されました。

 

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 粉瘤感染
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