在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-05-12から1日間の記事一覧

認知症を科学する~一般の方々へ

生きがい、生きる意味と認知症には強い相関あること上記は示しています。 仕事を辞めて、ぼけてしまった 介護していた妻が亡くなりぼけてしまった こうしたことは科学的にも認識されているとことであり、認知症にならないためには「生きがい、生きる意味」を…

在宅医療におけるエコーの役割

僕自身が医師になった頃、頸部エコーの黎明期でした。 今では、ごく一般的な検査となりましたが頸動脈狭窄の診断に非常に有用であることが分かり始め、学会発表などでも一つのセッションになっていました。 なので、研修医の頃夜中にエコー室に入り手頃な被…

認知症患者の身体拘束について

以前も書いたのですが、認知症患者さんが入院されるとかなりの頻度で身体拘束されます。程度はベッドから起き上がれないくらい本格的なものから、車いすに固定される程度まで様々です。これは転倒などの危険防止や脱走防止です(実際、院外で保護されるなどの…