在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-07-20から1日間の記事一覧

パーキンソン病を科学する

パーキンソン病の身体所見 歩行に関して ・歩き始め、方向転換時のすくみ脚を評価する ・典型的には、腕の振りが少なく、前傾小刻み歩行である ・しばしば、歩行により振戦が誘発される 姿勢反射障害に関して ・バランスを崩すような刺激を与え、姿勢の立ち…

慢性心不全の終末期医療

以前の経験した患者さんです。 90代の男性で5年前に心筋梗塞を患いカテーテルの治療受けましたが、左心機能不全にて治療抵抗性の慢性心不全でしたが、ご自宅で生活させていました。その後発熱に伴う意識障害、体動困難にて入院となり高齢の奥様に説明し急変…