在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-11-16から1日間の記事一覧

パーキンソン病を科学する

下図が示すように、本邦では高齢のパーキンソン病患者が増加しています。 これはフレイル、ポリファーマシー、人生会議など高齢化に伴い新たな問題を生じさせています。在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニック…

パーキンソン病を科学する

パーキンソン病=遺伝要因×環境要因にて発症することが明らかになっています。 発症は環境要因と遺伝的要因の足し算であり、環境要因の寄与度、遺伝的要因頻度・寄与度は多様です。在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅…

ヒルドイドは乾燥剤として作用する

ヒルドイド(ヒルドイドソフト軟膏やヒルドイドソフトクリーム)が皮膚に対し乾燥剤として作用していることがよく分かる症例を提示したいと思います。 90代男性。両足関節前面に非常に強い乾燥があり、痒みもあった患者さんです。皮脂欠乏性湿疹の診断で、ヒ…