在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-04-19から1日間の記事一覧

宇井睦人先生の『緩和ケアポケットマニュアル 改訂3版』

">当クリニックにてご勤務頂いている緩和ケアのリーダー的存在である宇井睦人先生の 『緩和ケアポケットマニュアル 改訂3版』が発売されました。 ホントに自分のカバン唯一いつも携帯している本です。 大変光栄なことに、その本の謝辞に当クリニックの名前が…

認知症の真実:再生不可能な神経細胞と治療薬のリスク #認知症

認知症が薬で治るか?という問いの前に認知症とは病気なのでしょうか?人の神経細胞は再生しません。一応、これは原理原則であり、実際再生される部位もあります。但し、人間神経細胞が再生しないことは、理に適っていると私は考えます。もし、脱落した神経…

心不全を科学する56

失神の原因として低血圧の基準値規定が必要です 男性の場合は以下 早朝家庭血圧108/68以下 夜間血圧87/50以下 女性の場合は以下 早朝家庭血圧90/68以下 夜間血圧84/49以下 問題となるのは反射性失神です、この場合起立性低血圧基準として以下が規定されます …