在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高齢者の看取り難民問題:現代の医療と社会の課題

現在の日本における「人生の最期」の迎える場所として、実際には病院で臨終を迎える事例が80%、自宅で迎えるケースは12~3%という割合です。 信頼できる統計では1951年は在宅死が82.5%、病院死が17.5%です。 もちろん、現在の死因として癌など…

パーキンソン病を科学する14

,"entityRanges":,"data":{}},{"key":"71ihp","text":"これらは、ドパが脳内へ到達しにくいことを示すものでありドパのやっかいな性質を示すものです。因みに、ヘリコバクターピロリに感染しているとドパが体内に到達しにくいと言われています。","type":"un…

最期の時の患者さんの環境

患者さんの最期の時が近づくと発熱などを起こし息苦しくなることもあります。 意識状態が悪くなると抗生物質の投与と絶飲食となります。点滴をされるとこれを自己抜去しないよう身体拘束される場合が多いです。 こんなイメージです。こうした拘束は患者さん…

パーキンソン病を科学する13

上記グラフではドパはパーキンソン病の運動症状進行自体には毒にも薬にもならない?とも考えられます。 しかし、 ドパ(薬物)で運動 ①さびつかせない(脳・筋) ②心肺機能 ③悪い代償機構をリセット にてドパ製剤は有効とかんがえます。 You Tubeにて在宅診療の…