在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

今年最初の論文掲載

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今年最初の論文掲載です。日本語ですし、内容も内科の先生からすればさほど珍しい症例でないそうです。しかし、脳外科医として働いていると時に眼窩内腫瘍に遭遇し、これは何だ?と診断に迷う場合あります。この疾患も当初MALTリンパ腫という病理診断にて危うく、かなり身体に負担ある化学療法(俗に言う抗癌剤治療)準備始めていました。しかし後の永久標本や免疫染色から良性疾患であると判明し、本当に良かったです。こうして自分の及ばずながらの経験を少しでも、皆さんのお役にたてましたら。