在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

認知症を科学する

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さて、ここから本題に入らせて下さい。認知症の治療薬が科学的に効果あるとするためには

①臨床的に意味ある効果ある×②認知症の中核症状に効果ある

という2つの要件を満たすことが必要です。

そして上記資料が示すように、試験は全くうまくいかず161試験にて、効果判定が示せたのです。ただし、これも決して盤石の結果でないことを今後詳述していきます。