在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

パーキンソン病を科学する

パーキンソン病治療の原則は下記の通りである
 
神経保護効果が証明された薬剤はなく、基本は対症療法である
ADLに影響の大きい無動は治療の指標となる
薬の効果を他覚的に評価するには、筋硬直が参考になる
治療の目標は、ADLの改善であり、症状をゼロにすることではない
ドパミン補充療法により、非運動症状の一部も改善することがある
(パーキンソン・プラス症候群は基本的に抗パーキンソン病薬以外での対症療法)在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)