在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 36


がん患者さんにおいて、時に低ナトリウム血症起こしてくる場合があります。

自身の経験では肺がんと脳腫瘍の患者さんですが、挙げると

肺、十二指腸、膵臓、頭頚部、胸腺腫、尿路上皮、前立腺、子宮、リンパ腫など多数が原因疾患となりえます。

それ以外にも

脳関連疾患として

脳腫瘍、髄膜炎脳炎、脳血管障害、頭部外傷、精神疾患多発性硬化症

肺病変として

肺炎、ARDS,その他の呼吸不全、結核、空洞形成病変、肺膿瘍、気胸、喘息、陽圧呼吸

薬剤性として

麻薬、NSAIDs、抗うつ薬向精神薬抗がん剤(ビンカアルカロイド、シクロホスファミド、シスプラチン、)

などが挙げられます。

がんによるSIADH
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