在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 48

乳がん治療の代表的な薬を説明します

分子標的薬として

トラスツズマブ(ハーセプチン)はHER2陽性乳がんの特効薬であり、比較的副作用が少ない特徴があります。

ベルシズマブ(パージェタ)はトラスツズマブとの併用で効果があります。

ベバシズマブはVEGF阻害薬であり、大腸がん・肺がん・膠芽腫にも使用される血管新生阻害薬です。

 

骨転移の際に使用する薬として

ゾレドロン酸(ゾメタ)、デノスマブ(ランマーク)は、骨転移に伴う骨折・骨痛の予防薬として使用されます。