在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 98

膠芽腫(GBM)glioblastomaについて詳述します

・成人の原発性悪性腫瘍で最多です

・不整形なリングエンハンスメントを示します

・浸潤性に増殖し正常能脳との境界は不明瞭、画像の範囲を超えて浸潤します

 

原発膠芽腫(primary GBM)とは、初めから膠芽腫である脳腫瘍です

一方続発性膠芽腫(secondary GBM)とは、低グレードの神経膠腫(星細胞腫)から悪性転化したものです

※予後因子として以下が陽性の場合は陰性と比較して予後良好です
IDH1/2変異
MGMT
1p/19q co-deletion

#脳腫瘍で在宅医が注意すること

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