在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

バイタルサインの重要性とは? 呼吸数と正常呼吸のポイント#

バイタルサインの重要性を簡単にまとめてみます。

①バイタルサインとは「 生命兆候 」のことであり、「生きているのか?」「死んでいるのか?」「死にそうなのか?」の指標です。具体的には「呼吸数、呼吸様式、動脈血酸素飽和度(SpO2)、チアノーゼ所見、血圧、脈拍、不整脈の有無、意識レベル、尿量、体温」のことです。

②その中で一番大切なバイタルサインは呼吸数と呼吸様式です。

③呼吸はパルスオキシメーターで判断するものではなく、「規則正しく呼吸をしているか?」「呼吸は正常(速くも遅くもない)か?」「唇や指先が紫がかっていないか?」という「身体所見」で評価します。

④呼吸を評価するときは、まず患者の脈(橈骨動脈)を触って「いかにも脈をみています」をいう雰囲気をだしつつ、実は呼吸をみるという方法がおすすめです。

⑤10秒くらい呼吸を観察し、規則正しい呼吸になっていることを確認。「1回の呼吸が何秒かかっているか」を判断します(仮にx秒/回とします)。60(秒/分)をx(秒/回)で割れば呼吸数(回/分)となります。

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