在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-03-10から1日間の記事一覧

重症度を判断する新指標SIRS#

施設スタッフに、「患者さんが何℃以上であれば連絡したほうがよいですか?」と聞かれることがよくあります。 一応、「38℃以上になれば連絡してください」などど答えていますが、実際は、医師は熱だけで重症度を判断しているわけではありません。他のバイタル…

心不全を科学する15

HFpEFの疫学をざっくりと説明いたします。 65歳>のHF(心不全)の70%以上はHFpEFとされています。 HFpEFはHFrEFと比較して毎年10%ずつ増加。 高齢化、肥満、メタボ、DMの有病率増加が原因であり、今後も増加していくとされています。 You Tubeにて在宅診療の…