在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-04-16から1日間の記事一覧

認知症を科学する

しかし、認知症に伴う精神症状に対しどう対応するかで、自宅で診つづけることができるか否か決まります。そして幻覚妄想、気分の落ち込みなどは①お酒②薬③身体疾患④ストレス⑤精神疾患などに原因が見つけられないか、まずは検討する必要があります。これにより…

人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて①

高度成長期にスーパーという概念を日本に普及させたダイエーの創立者である中内功さんは、強烈な戦時体験をしています。南の島で補給が絶たれた戦況で銃弾でなく、飢餓や病に仲間が倒れていく中で、命を繋ぎとめた思いとして「日本に帰りすき焼きを食べたい…