在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-01-21から1日間の記事一覧

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015で警戒されるH2ブロッカーの影響 #血中濃度上昇 #せん妄

ガスター等のH2ブロッカーを長期間使用することで、高齢者の認知機能が低下するリスクが報告されています。これは中枢神経にもH2受容体存在することが、その理由です。ただし、こうした薬剤は脳内への移行はしにくいのですが、腎機能障害などにより排泄が遅…

がん緩和ケア医療を科学する6

">鎮静に関して理解する前にて用語の理解が必要です。 間欠的鎮静とは夜間のみ鎮静など一般的と考えます。 持続的鎮静とは調節型鎮静のように苦痛に応じて少量から調整する鎮静であり、 苦痛の強さに応じて苦痛が緩和されるように鎮静薬を少量から調整して投…