在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-01-26から1日間の記事一覧

高齢者の在宅医療における不穏症状対策:薬剤選択の重要性 #在宅医療 #不穏症状

高齢者の在宅医療において家族の負担となる一つの理由は、不穏などの症状です。 もちろん陽性症状として大声あげて外にでる、物を投げたりするなどの症状ある場合は、ある程度内服による管理必要と考えています。但し、少しふらつくからベッド上というのは高…

がん緩和ケア医療を科学する11

">*モルヒネの特徴 代謝産物であるM3G,M6Gは眠気、呼吸抑制を起こす。 腎代謝にて腎機能障害にて蓄積あり注意が必要です。 *オキシコドンの特徴 代謝に活性なく腎不全患者さんにも使える Μレセプターを介した眠気、悪心、嘔吐、便秘は存在する CYP代謝であ…