在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-02-20から1日間の記事一覧

サブスタンスPと誤嚥性肺炎の関係:驚きの事実に迫る #サブスタンスP

訪問診療を受けている患者さんは、寝たきり状態であったり、認知症、脳梗塞の既往があったりで、誤嚥性肺炎を起こしやすい方が多いです。実際、高齢者の肺炎の大部分が誤嚥性肺炎であるといわれています。誤嚥性肺炎を予防するためにできることを以下に書い…

がん緩和ケア医療を科学する38

がんのつらい症状~倦怠感には新しい治療選択としてエドルミズが使用できます。 倦怠感の原因となる悪液質の症状は3段階に分かれます 前悪液質 悪液質 不応性悪液質 に分類する中で エドルミズは悪液質この時期に使用します 不応性悪液質の時期においては、…