在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-04-10から1日間の記事一覧

在宅医療でのホルター心電図必要性とは?#不整脈診療

在宅医療における不整脈診療 当クリニックでもホルター心電図での不整脈検査をしばしば行っております。 当クリニック採用のホルター心電図は24時間タイプでなく、7日間タイプで、非常に小型であり、当クリニックで不整脈を初めて指摘され、そのまま治療に移…

心不全を科学する47

心不全×腎機能障害の治療は、どのように行うべきか?重要ことは うっ血の解除、心拍出量の担保、心不全の標準治療の導入です。 標準治療の導入により一時的にeGFRは低下します。これはInitial Dipと呼ばれる病態であり、輸出細動脈が開き、一時的にお盆の底…