在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

レビー小体型認知症の重要な症状と認知症治療

レビー小体型認知症の症状は以下の5つに分けられまず。

重要な順に、
1. 自律神経不全型(迷走神経・交感神経節)
2. せん妄型(脳幹網様体
3. パーキンソン型(中脳黒質
4. 精神病型(扁桃体辺縁系
5. 軽度認知症型(大脳皮質)

レビー小体がたまる場所によって、多彩な症状をとります。

レビー小体型認知症は「認知症」がついていますが、認知症のないレビー小体型認知症も存在します。このため、レビー小体型認知症ではなく、「レビー症候群」と呼ぶことを提唱されています。

また、症状の中では、自律神経症状は命に直結するので、最も重要です。

自律神経症状があるかどうかを調べるのに簡単な方法は、起立性低血圧があるかどうかをみます。「高齢者は全員、起立性低血圧があるか調べよ」てもよいかもしれません。

具体的には、ベッドから立たせて3分以内に血圧を測定し、20mmHg以上の血圧低下(or 収縮期血圧100mmHg以下)があるかを調べます。

起立性低血圧があった場合は、血圧を下げる薬を中止し、ドロキシドパ(ドプス)を処方します。

レビー小体型認知症で、「意識消失発作を起こして救急車で病院に行くが、検査結果は問題なく帰宅する」ことを繰り返す方がいますが、これは、自律神経症状です。

レビー小体型認知症は、幻視が有名で、そこに気を取られがちですが、自律神経症状に対しても注意することが必要です。

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