在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

高齢者の薬剤管理

在宅の患者さんに対して薬を取りに行ってもらう、薬を管理するのは中々大変なことです。こうした場合、薬剤師による居宅療養管理指導を受けることができます。これは、薬剤師が自宅あるいは施設に伺い、副作用がでていないか、薬がきちんと飲めているかなどを確認し、医師に報告する仕組みです。これは患者さんばかりでなく、医師にとっても嬉しいことです。飲み合わせ、投薬内容などを薬剤師さんに再度チェックしてもらうことができます。配薬などシンガポールなどで完全自動化されている光景みるとこうした仕事は、どんどん人から奪われていく気がします。病院での配薬や薬の受け渡しは、極論として人でなくてもよいと考えてます。ただし、こうした在宅でのラスト ワン メーターの距離感での仕事は無くなってほしくないというのが私の希望です。在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)

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写真は逗子在住山内明徳様撮影