在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

パーキンソン病を科学する

パーキンソン病の身体所見として最も有名な振戦について

 

その特徴は下記のようにまとめることができます

・母指の振戦は、丸薬まるめ運動と表現される

・静止振戦は、姿勢時振戦、両者の混在など様々なパターンがある

・静止振戦は、パーキンソン病に比較的特徴的である

・姿勢保持から振戦が出現するまで10秒程度の潜時がある
・re-emergent tremorはパーキンソン病に特徴的である

・顎が震える場合は、縦に震える“yes-yes type”が多い

・通常左右差がある

・パーキンソン・プラス症候群では振戦が目立ちにくい在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)