在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

踵部の褥瘡に関するクッション材の提案(在宅医療における褥瘡管理)

アルツハイマー認知症の患者さんで誤嚥性肺炎起こし、ベッド上での生活が長くなり踵部に黒色壊死を生じてしまいました。

まず、黒色壊死部は肉芽形成を阻害する蓋のようになってしまいますので、ゲーベンにて融解させ

踵部の黒色壊死をゲーベンにて処置し徐々に融解してきましたのでメスにて除去
黒色部はほぼ除去できました
感染しているのでネグミンシュガー処置

だいぶ治ってきました。こうした処置も褥瘡にとても重要なのですが、やはり除圧が肝なので、宅配などの包装などに使用されるプチプチで除圧材を作りました。とりわけこれは踵部に有効です。黒色壊死などの少し手間のかかる褥瘡なども壊死部除後に非常に短期間で治ります。制作費用0円、制作時間3分の非常に優れた除圧材であり、仙骨部など含めてあらゆる部位に応用できます。

逗子、葉山、横須賀、鎌倉在宅医療

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#在宅医療における褥瘡管理
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逗子在住山内明徳様撮影