在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア医療を科学する29

がんの皮膚浸潤に伴う悪臭について(乳がん,頭頚部がん,皮膚がん)

原因は

腫瘍の自壊+皮膚常在菌からの揮発物質(アミン、カタベイン、イソ吉草酸、酪酸)

➤悪臭を取るためには、腫瘍の自壊部分を取り除き、洗浄+原因菌を除去していく必要があります。

 

処置方法として

①処置前にオピオイド内服

②洗浄(できれば生理食塩水、石鹸を使用)

③除菌(メトロニダゾール軟膏、ダラシン軟膏、ロゼックス軟膏)

④出血・浸出液防止(モーズ軟膏)

⑤創傷被覆材の選択
(吸収力の高い皮膜材+活性炭シート、カテキン含有シート)

⑥パウチングで蓋をする(ストマパウチ)

 

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がんの皮膚浸潤に伴う悪臭

#在宅医療医に必要な緩和ケア治療に関する知識

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