在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

心不全を科学する19

HFpEFの病態的特徴は?

左室が硬く、これにより下記のような循環的特徴が挙げられます。そして、こうした病態をコントロールする頸動脈の圧受容体も同様に、動脈硬化性変化で機能しない場合が多いのも特徴です。*画像が私が脳外科医として手術した頸動脈内膜剥離術の画像です。動脈硬化性変化がとても分かり易い画像です。