在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-09-10から1日間の記事一覧

栄養管理を科学する

病院から自宅での生活を規定する因子は? 経口の自立、更衣・排泄の自立が自宅退院を可能にするか否かの最重要因子であるのは経験的にも実感できるところです。 それ以外にも認知症の重症度、社会的背景、家庭背景(独居or not)など様々な因子にて規定されま…

褥瘡の感染

褥創が感染しているかどうかは、褥創周囲に感染の4徴候(熱感、発赤、腫脹、疼痛)があるかどうかで判断します。 感染していた場合、大原則として、褥創内に消毒薬(イソジンシュガー、カデックス軟膏、ユーパスタなど)を入れてはいけません! その理由は…