在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 2


オピオイドと比較して鎮痛効果の弱いNSAIDs/アセトアミノフェンは、どの様な位置づけになるでしょうか。

がん疼痛のある患者に対してNSAIDs/アセトアミノフェンは推奨されるか?という問いに対して。

ガイドラインにおいては、痛みに対し、初めて投与する鎮痛薬として強い推奨とされています。特に

*高齢者や腎障害・消化管出血の既往がある場合は

 原則アセトアミノフェンを選択する

NSAIDsアセトアミノフェン相乗効果があると

 され、併用可能!

NSAIDs×アセトアミノフェンという選択は、時に有用であり緩和ケアにおいては覚えておくべき治療選択です。またオピオイドが投与されている場合においても

オピオイドが投与されているにも関わらず、鎮痛効果が得られていないときに弱い推奨とされています。

特に*骨転移などにはオピオイドより有効なことも多い! (原則、オピオイドと併用)は緩和ケアにおいて重要な点です。

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