在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 9

呼吸困難の時の緩和ケアをUp Dateしましょう。

抗不安薬オピオイドステロイド3点セット!(内服困難時はミダゾラム注も)

ただし、在宅にてミダゾラムの使用は、まだまだ難しいのが現状です(どこから調達しで、だれが管理するかという問題において)。

オピオイドに関してはモルヒネ(コデイン)が原則です。

ステロイドに関しては、デキサメタゾン、ベタメタゾン2-8mg/朝食後、内服困難時は、生食50mlにて静注or皮下注

抗不安薬に関しては、アルブラゾラム(0.4mg)、ロラゼパム(0.5mg)1回1錠、定時は1日3回まで

抗不安薬内服できない場合においてミダゾラム持続投与したい場合は2.5mg/日から開始5-7mg/までの投与が適切です。

抗不安薬モルヒネなどのオピオイドと併用することで、呼吸困難の緩和が期待できます

*呼吸困難に対するミダゾラムは、呼吸抑制を伴う過鎮静に注意が必要です。ICUなどでミダゾラムの使用経験が必須と個人的には考えております。

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