在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 96

泌尿器がんにおいて在宅医療医が注意することは、下記に挙げられます

腎がん

ü画像で偶然発見される

ü切除後は健常人と同じ

ü分子標的薬と免疫療法の副作用に注意

 

尿路上皮がん

ü再発が多い

ü進行がんは胃がんなどの経過と
同様に予後不良
生存期間中央値1年

 

前立腺がん

üPSA検診は個別化、
余命10年以下は効果不明

ü高齢者の腰痛は前立腺がんを考慮する

ü化学療法を受けている高齢者は
感染症に注意

 

精巣がん

ü化学療法の長期管理では心血管系に注意

üシスプラチンの大量使用による
晩期毒性に注意
※末梢神経障害、聴覚障害
動脈硬化促進、腎障害

üエトポシドによる二次がんなどに注意

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