前立腺がんについて詳述します。
有病率は高いが、死亡率は高くない癌であり、緩徐進行性が多いことが特徴です。
限局がんと転移がんで治療が大きく異なります。
・限局がん:切除が放射線治療などの局所治療を行います。
・ホルモン治療、化学療法などの全身治療必要であり、遠隔転移は骨転移が多いのが特徴です。
・症状がある場合は進行が早く、遠隔転移例の生存期間中央値は3-4年です。
・PSA検診は論争があります。
・死亡率の低下が証明されているが治療不要のがんが発見され、検査と治療による負担が大きい
・Informed decisionが推奨され、患者ごとにリスクと効果を天秤にかけ患者の意志で判断が必要です