在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 88

ここで婦人科系がんで使用されるカルボプラチン+パクリタキセルについて詳述させて頂きます。
・子宮体がん・頸がん、卵巣がんで標準的に使用され、特に卵巣がんでは長期間使用します
・カルボプラチンの長期使用でアナフィラキシーショックを生じることあり、投与中に生じることもあります
・パクリタキセルによる末梢神経障害は、重度になると回復に長期間かかります