在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア医療を科学する7

では、持続鎮静に関して在宅医療に限らず専門家達はどんなスタンスで行っているのでしょうか。amano J, et al. J Pain Symptom Manage. 2018; 55:785-791.にょりますと

予後数日のがん患者の治療抵抗性の苦痛に持続的な深い鎮静を行う場合

徐々に増量して 結果として深昏睡になるときとならないときがある

=原則的にProportional sedationを行い、Sedation to unconsciousnessは非常に限られた場合に行う 83

という結果でした。

最初から深い鎮静を企図する(短時間に深昏睡にする)

原則的にSedation to unconsciousnessを行う 17%

でした。自身の経験から照らしても少しずつ鎮静を深くして適正な鎮静度 RASS-1程度を探すのが一般的と感じています。

具体的な鎮静方法は下記のようなステップにて行っています。

You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より

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#在宅医療医に必要な緩和ケア治療に関する知識

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