在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

筋膜は第2の骨格

、「舌 肺 横隔膜 縱隔 大腰筋 腰方形筋 恥骨結合部 腸骨筋 膝窩筋 膝関節包 長跳屈筋 後經骨筋 長母指屈筋」というテキストの画像のようです

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deep front line
筋膜は筋の出力と共に、体幹の安定性に関与するdeep front lineが存在します。筋膜が図に示すよう舌から足の付け根まで連続性を持つことが分かります。と呼ばれ、この機能障害が様々な症状の原因となることが直感的に理解できる図でもあると考えます。骨が折れたり、ヒビがはいると治療対象となりますが、筋膜の機能不全・障害は無視され疼痛治療の対象外としてきたことは、医療に携わる我々の怠慢として反省しております。